女性のイライラや肌荒れなどはPMSが原因かも

医者

症状の緩和

女性

PMSの症状には、大きく分類すると胸の痛みや張り、眠気などの身体的なものと、イライラして怒りっぽくなってしまったり、憂鬱感にさいなまれて気分が沈んでしまったりする精神的なものの2種類がありますが、それらに共通しているのは外から見てもあまり分からないということです。その辛さや痛みを感じる度合いは人それぞれで、月経の無い男性には理解することが難しいですし、また、同じ女性の間でもPMSを発症する人としない人がいたり、さらにはPMSの存在自体を知らない人もいるので、その認識の差異による周囲の無理解が、PMS患者さんの苦痛を助長させる原因のひとつといえるでしょう。PMSによる誤解を生んだりしないためにも、周囲とのコミュニケーションにおいて、ご自分の症状を客観的に把握したうえでそのことを身近な人たちにきちんと伝えて理解を促すことも、PMSの症状を和らげるためには必要なことになります。

ホルモンバランスが乱れることによって起こるPMSの症状を少しでも軽減させるために心がけたいことは、何よりもストレスを溜めないようにして過ごすということ。PMSの症状が出やすくなる月経前の2週間の間には、積極的に休養を取って自分自身をいたわってあげることが大切なのです。ウォーキングやストレッチなどの軽い有酸素運動をすることで血行が良くなるので、頭痛や腹痛などの体調不良が和らげられますし、マッサージやアロマテラピーといった方法で自分をリラックスさせてあげることは、ストレス軽減に多大な効果を発揮します。このほかにもぬるま湯に浸かって体を芯から温めることで新陳代謝を促進させ、体の疲れを取ることにもリラックス効果が期待できますし、日中には日光を十分に浴びるようにすると幸福を感じる物質であるセロトニンが増えるので精神的な安定が見込めます。リラックス方法にはさまざまありますが、ご自分に合った、またお気に入りの方法でストレスを少しでも減らしていくことが、PMSの症状が緩和することへとつながります。

避妊薬として知られるピルは、現在では生理痛の治療目的のための改善薬として使われているのですが、PMSの緩和にも効果があることが分かってきています。生理痛やPMSの改善、または緩和に用いられるいわゆる低用量ピルは、ホルモンの含有量が少ないことが特徴です。この低用量ピルを服用することで、ホルモンバランスが安定化されるため、体調面や精神面も落ち着くことができ、PMSの発症が抑えられるという効果があるのです。しかし、低用量ピルはホルモンの含有量は多くありませんが、人によっては頭痛や吐き気といった副作用があらわれることがあるので、医師の指導のもとに適切な飲み方をするようにしましょう。また、ピルや薬を服用することに少し抵抗があるという方も、中にはいらっしゃるかもしれません。そのような方には、副作用が少ないとされる体に優しい漢方がオススメです。漢方のいちばんの目的は体質改善にあるため、即効性はあまり期待できませんが、時間をかけてPMSの症状を緩和させていくことが期待できます。漢方は薬局などで購入することもできますが、こちらも体質や症状などによって合うものがそれぞれ異なるため、専門医に処方してもらうようにしましょう。